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滋賀県の気候とネズミ駆除事情

滋賀県はほとんどが盆地であるために夏暑くて冬寒い。彦根市や米原市、長浜市、高島市などの北部地方は日本海側気候に属し、冬期には積雪量が多い。ネズミにとっては過酷な生活環境である。しかし琵琶湖周辺にはたくさんの野生ネズミ（主にクマネズミ、ドブネズミ）が生息している。したがって琵琶湖周辺の地域では、ネズミ駆除が求められている。

滋賀県のネズミ退治の特徴

大きな湖、琵琶湖を利用してネズミを駆除する独特の方法がある。ネズミを湖に追い込んで、溺死させるという方法である。この方法は大きな湖がないとできない対処方法であり、日本では滋賀県の他に例を見ない。

ネズミの種類

ドブネズミ・・・成獣は、体長22～25cm、体重200～400グラム。毛色は背面が褐色で、腹面が白。しっぽは体より短い。耳は小さく、折り返しても耳まで届かない。強い雑食性で、特に動物質の餌を好む傾向にある。台所、厨房、地下室、下水溝、ビルの比較的低層階など、水回りを主な生息場所としている。比較的平面的な活動をし、雑居ビルなどに多く生息している。泳ぎが得意で、1分間に5～8mの速さで泳ぐとの報告がある。
クマネズミ・・・成獣は、体長15～22cm、体重140～250グラム。毛色は褐色で、腹面が白色。尻尾は体より長い。耳は大きく、折り返すと耳を覆う。性格は臆病、神経質で警戒心が強いと言われている。植物質の餌（特に種実など）を好む傾向にある。天井裏、屋根裏、壁の間の空間、高層ビルの比較的高層階などに多く生息する。立体的に行動し、1m以上跳躍ができるとの報告がある。荒い壁面を垂直に上ったり、パイプや電線、ケーブルの上を綱渡りのように移動することができる。
ハツカネズミ・・・成獣の体長は6～9cm。毛色は灰褐色。クマネズミと同じような場所にいるが、生息数は多くない。